【はじめに】
初めまして雨傘と申します。S3お疲れ様でした。
今回、アメモースと一緒に念願のレート2000を達成することができたため、私ごとながら構築記事を書かせて頂きました。拙い文ではありますが、よろしければご覧になっていってください。
【構築経緯】
アメモースの型を決めるところから本構築はスタートしました。アメモースの型は大きく分けて3つあります。起点作り型と蝶舞型、スカーフ型です。
起点作り型は、「ねばねばネット」や「こごえるかぜ」といった素早さ操作技で後続をサポートする型です。おそらく最もメジャーなアメモースの型でもあります。
蝶舞型は、「ちょうのまい」を積み、自らがエースとなるか、「バトンタッチ」をする型です。じめんテラスタルでひこう・じめんの強力な技範囲を押し付けることができたりします。「ぼうふう」が当たれば強いかな?
スカーフ型は、サポートや「ちょうのまい」のイメージが強いアメモースが高速アタッカーとなることで奇襲を仕掛ける型です。奇襲が決まればおいしいですが、刺さらなければ……。
この中から私はスカーフ型を選択しました。
蝶舞型は、「ちょうのまい」を積んでも火力が足りず、高火力の先制技で縛られやすいことや、積むタイミングがシビアなことから没になりました。「バトンタッチ」の採用も考えましたが、むし・ひこうタイプはバトン先と弱点が被りやすいから没。せめて「はねやすめ」があれば……。返してほしい。カイリューは覚えるのに! ズルいじゃん!
サポート型は強力ですが、1枠割いてまで上を取りたいポケモンが環境にそれほど多くないこと、何よりアメモースを半ば捨て駒の様に扱うことに耐えられないことから没となりました。
それからアメモースとテラスタル後も含めて相性の良いポケモンを集め、補完をとって構築が完成しました。
【個体紹介】
アメモース@こだわりスカーフ/こおり
特性:いかく
努力値:B36 C252 S220
実数値:145-80-87-152-91-140
技:とんぼがえり/エアスラッシュ/れいとうビーム/エナジーボール
・B イダイナキバの性格補正、こだいかっせいありの「アイススピナー」をいかく込みで確定耐え
・S スカーフなしで準速イダイナキバ抜き
たよれるあいぼう。かわいい。
怯ませてと頼めば相手を怯ませ、凍らせてと願えば凍らせてくれる最強ポケモン。
こおりテラスは「れいとうビーム」の火力増強と、相手のこおり技半減のため。が、基本的には切らない。
Sをドラパルト抜きまで降らない理由は、テラスタルを切らないとドラパルトを落とせないから。それならいっそのこと耐久に回したほうが良いと思うし、実際B振りが活きる場面も多かった。
「エナジーボール」を「シャドーボール」にしたらもっと使いやすいかも。
主な役割対象は、マスカーニャ、ガブリアス、テツノブジン、イダイナキバ。その他、雑に怯ませて突破できたりする。
ヒートロトム@こだわりメガネ/みず
特性:ふゆう
努力値:H12 C244 S252
実数値:127-×-127-171-127-138
技:ボルトチェンジ/オーバーヒート/テラバースト/トリック
・Hに振る意味は多分ない
強い。Sに振ることでカイリューやS振りの甘いサーフゴーなどの上をとれる。
水テラバは読まれにくい上、命中が100(最重要)。
ブラッキー@ゴツゴツメット/どく
特性:せいしんりょく
努力値:H252 B252 S4
実数値:202-×-178-×-150-86
技:イカサマ/まもる/あくび/ねがいごと
・余りのS振りはなんとなく
優秀。理想的なアメモースの介護役。ブラッキーのテラス前後でアメモースとロトムが共にブラッキーの弱点を補える。
受けポケとして耐久がギリギリなため、HPを保持する立ち回りが大切。アメモースのいかくでサポートできると安定しやすい。
ニンフィア@とつげきチョッキ/じめん
特性:フェアリースキン
努力値:H228 C252 S28
実数値:199-76-85-178-150-84
技:でんこうせっか/ハイパーボイス/テラバースト/サイコショック
・H 4n-1
・S 余り
破壊神。採用率の高いほのおテラスをちらつかせ殴っていると、あら不思議、相手のサイクルが崩壊している。
じめんテラスは、環境にじめん技の通りが良いことと、ほのおテラスと違いテツノドクガやジバコイルに強く出られることから。
ハバタクカミの相手が主な仕事だが、後出しからでは安定しないため、できるだけ対面処理を心がけた。
あと、ブラッキーとの並びって良いですよね?
タルップル@たべのこし/フェアリー
特性:あついしぼう
努力値:H188 B252 S68
実数値:209-94-145-120-100-59
技:りんごさん/やどりぎのたね/みがわり/ドラゴンテール
・H 16n+1
・S 無振りキョジオーン抜き抜き抜き抜き
マスコット枠。
本当はどくテラスにして、毒りんご! としたかったのだが、セグレイブが怖かった。
「きのこのほうし」の一貫切りやキョジオーン、イルカマンの対策枠兼要検討枠。「みがわり」に弱すぎることや、S振りキョジオーンが厳しいこともあり上手く使いこなせなかった。誰か良い使い方を教えてください。
このパーティのポケモンはみんなマスコットとして優秀なため、1匹だけ色違いにすることでマスコットの役割を持たせることにした。
ドオー@こだわりハチマキ/はがね
特性:てんねん
努力値:A252 D252 S4
実数値:205-139-80-×-152-41
技:じしん/ダストシュート/けたぐり/アイアンヘッド
・S 同族意識
ムック枠。ガチャピン枠はない。S3はじめん技の通りが良いだろうと思っていた時に論理wikiを見て採用を決めた。油断した相手を轢く。
テラスは元の役割をある程度維持しつつ、弱点のこおりとエスパーを半減にできるはがね。
「どくづき」を採用したかったが、火力不足のため泣く泣く「ダストシュート」にした。
構築単位でキツい「どくびし」を回収できる。アメモースの役割対象であるガブリアスを初手に呼んでくれることもグッド!
【備考】
セグカミラッシャ構築に対してはニンフィア+ブラッキー+ロトムを選出。初手は基本的にハバタクカミ対策のニンフィア。初手セグレイブ時にテラスタルを切らせやすいこともおいしい。セグレイブ+ハバタクカミ+はがねタイプのような選出がされやすかった。こちらのテラスタルが伏せ札であることと、ロトムの「ボルトチェンジ」を加味するとやや有利。
カバルドンには初手ヒートロトムで水テラバ。正直キツいが数的有利を活かして頑張るしかない。
「いのちがけ」コノヨザルは当たらないことで対策とした。「いのちがけ」がなくても辛いが、ないなら割となんとかなる。
パラドックスポケモンの圧で「ステルスロック」が減ったことが本構築にとっては追い風となった。厄介なトドロクツキが過小評価されていたこともラッキー。
【おわりに】
アメモースと共にUSUMから対戦を始め、みんなが剣盾でランクマをしている間も7世代フリーで研究を続けてきた成果をようやく出せました。また、私は時間がなくて24日に潜るのを止めてしまいましたが、アメモースはまだやれると思うので、あの……誰か……2100まで頑張ってください。
長くなりましたがこのあたりで失礼させて頂きます。ありがとうございました。この構築記事がどこかのアメモース好きの役に立ってくれたら嬉しいです。
P.S. 誰か蝶舞型でレート2000達成して……